30年ぶりにクマムシを観察。
学内の大木からむしってきた苔に水をかけて実体顕微鏡で観察したら、一発でヒット!
今回は職場付近の適当な苔を取ってきたのですが、水を弾くレベルでカラッカラに乾燥していました。
30分くらい水につけてもワムシくらいしか出てこない。
苔を逆さまにして土側からピンセットでグリグリ押して、摘んで水中で左右に振ってを何度か繰り返し、苔を除去して残った土混じりの水をじっくりと観察。
少しの振動で土の粒子が揺れるので、静かにシャーレを動かして、動くものを探します。
ワムシに続いてセンチュウもそこそこ出てきます。
さっきと違って土がモゾモゾ動いているところが何ヶ所かあったので、そこをピペットで吸い取って新しい水を張ったシャーレに。
粒子が外れて、30年ぶりにモゾモゾと4対の脚を動かすクマムシに再会!
全部で10匹くらい見つけられました。
スマホのカメラしかなかったのでマトモな写真は撮れませんでしたが、再会できただけで十分満足です。
ピントも露出もダメダメですが、左端の茶色がかったものがクマムシ。
むしろ動画を撮ればよかった。