今年の天気は猫の目のように変わりますね。
仙台の快晴は南国の薄曇り程度と常々主張しているわけですが、むしろはっきりとした雲がある日の方が、コントラストがつくのか南国の初夏の強烈な日差しを思い出させる、透明に輝く青空に感じますね。
しかし、写真に映っている青緑色の球体はなんなんでしょうか?
空が眩しすぎて、撮影時には全く気が付きませんでした。
スマホのレンズに起因する光学的な何かか、それとも無線機積んだ気球か。
以前、ちょっとだけ紹介した半村良の傑作伝奇小説。
氏の作品では「妖星伝」や「石の血脈」、あるいは「戦国自衛隊」などが有名ですが、スケールの大きさでは負けてません。
"本能寺・関ヶ原・幕末そして戦後……日本歴史に記録されているいくつかの動乱期。そこでは必ず謎の〈ヒ〉一族が暗躍したと伝えられる。三種の神器を用い、人智を超えたその特殊能力を駆使して動き回る〈ヒ〉。そして今、時は戦国、一族の長、随風は信長に天下を取らせるべく活動を開始、白銀の矢となって全国の忍びのところへ飛んだ。数百年にわたる〈ヒ〉一族の運命を描き、日本歴史に新角度から壮大な構想で切りこむ著者会心の長編伝奇SF。第一回泉鏡花文学賞受賞作品。"(角川文庫Kindle版の説明より)
もう、設定だけでお腹いっぱいになりそうな感じですが、違和感を感じることもなくすんなりびっくり読める、歴史SFの金字塔です。
引用したので角川のアフィリンク貼っておきますが、祥伝社文庫からも出てます。
今こそ読みたい小説。
「復活の日」小松左京
「夏の災厄」篠田節子
「エピデミック」川端裕人
「天冥の標」小川一水
「絹の変容」篠田節子
「日本沈没」小松左京
mRNAワクチン、特にファイザー/BioNTechのワクチンに関しては比較的技術情報が公開されていますが、マスコミ的には良くも悪くもPEG化脂質ナノ粒子のドラックデリバリーシステムとN1-メチルシュードウリジンによる自然免疫の回避ばかりが注目されているように感じます。
実際には5' Cap 構造とか、Kozak 配列、コドンの最適化、強力な3' UTR の選択など、RNA研究、特に翻訳に関する数十年の蓄積が、4,200塩基ほどの全長にこれでもかと詰め込まれています。
興味のある方は日本RNA学会のエッセイ、特に古市先生のを読んでみると面白いと思います。
"生物の科学 遺伝" って名前の和文一般向け科学雑誌があるのですが、その2004年の9月号に載った記事のタイトルです。購入しては楽しく読みました。
その後、別の方による成書として、「お点前の研究茶の湯44流派の比較と分析」という本が出ていることを知り、電子版とオンデマンド本と成書のどれを買おうか迷っておます。
巨大な集金装置とも感じられる大手の茶道教室にはまったく興味がないのですけどね。
いちおう系統進化屋の端くれを名乗る事もある者として、一般向けの引き出しに入れておきたいのです。