デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

ビブリオマニアたちとの語らい

ビブリオといっても腸炎ビブリオとかコレラとかではなくて本のこと。
(ばい菌の方はVibrio、本の方はBiblio)
ビブリオマニアというのは厳密には「病的な稀覯本コレクター」の事だと思うが、今回はマイナーかつマニアックな読書家のこととして話を進める。


しかしねぇ...まさか同じ支店の人から「ドグラ・マグラ」とか「小栗虫太郎」なんて言葉を聞く日が来るなんて、思ってもみなかったですよ僕は。
しかも同じ課の若い女性が今まさにドグラ・マグラを読んでいるという話を聞かされるとは。
アレは内容もさることながら、今普通に手に入るのは角川文庫版のはずで、ちょっと表紙が強烈なのだ。
何とも表現しがたい表情の半裸女性の絵なんだが、「(法律的な意味で)そこ見せちゃだめぇ〜!」な場所が黒塗りになっていてそこに赤字で「角川文庫」と書いてある、一度見たら忘れられない表紙です(あのころの角川はすごかったな)。
格調高い僕のブログではとても紹介できない画像なので、どうしても画像が見たいというかたは、下のリンク(アマゾンの商品紹介)から、あくまでも自己責任でどうぞ。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)

若い女性がこの本を買うのは、中年男性がりぼんコミックスとか買うよりはるかに度胸がいると思うのだが。
人は見かけによらないものだねぇ。


今度本人に会ったら「家畜人ヤプー」でも貸してあげようかな。
セクハラで人事課に通報されるリスクも高そうだがw


まぁ若い読書家二人と深夜まで本の話が出来て本当に楽しかった。
これからも定期的にお話ししたいものだ。