学術会議でイロイロ揉めてますが。
制度改正で見た目の序列は分かりにくくなりましたが、勲章には序列があります。
そして、特筆すべき抜きん出た業績がなければ、職位によって自動的にどの勲章になるかが決まるのですが、ここには明確な序列があります。
一例を挙げると、私大総長と地方国立大の学部長と旧帝大教授は同じ等級の勲章を貰います。
言い換えれば、旧帝大教授は私大教授より二等上の勲章が貰えます。研究科長や副学長、総長になればさらに上。
(やったね○○さん!私大の二等上が確定だよ!)
なんと露骨な官民格差!
そして国立大間の差別待遇!
岩手大や山形大の総長は東北大の学部長・研究科長と同じ扱いです。
もっとも勲章は栄典だけでお金がもらえるわけではないので(勲章と略綬はくれるけど)、真面目な学者先生にはあまり有難みが無いでしょうけどね。
基本的には死ぬか、かなりの高齢になって現役を退いてからの叙勲ですし。
一方で学術会議の会員ともなれば、相対的に若いうちから肩書きを使って政治運動やコンサルなどのサイドビジネスでウハウハってのも夢じゃないかもしれません。
もっとも学術会議は正会員ではなく連携会員クラスでも、複数の大学会でトップを歴任したような大物が珍しくもないですから、肩書きはもうお腹いっぱいでしょう。
やはり進んでなりたがるような地位ではないですね。
推薦されて蹴られるのはまたちょっと違うでしょうが。
学士院会員や文化功労者の方が、ささやかな年金も出るし、なんの義務もないからずっと嬉しいでしょうね。
ちなみに話は戻りますが、ヒラ教授なんかより上の位の勲章を生前に確実にしておきたければ、選挙に出て議員や首長になるのが一番手っ取り早いです。
地方議会で一期どころか就任後に即辞職しても、それなりの勲章がついてきますよ、たぶん。