デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

台風8号

昨日の未明に宮城県に上陸した台風8号。

上陸地点が宮城県なのは観測史上初だとか。

東北に引っ越した時は、アパートに雨戸が無くて驚いたものだったけど(ほとんどの台風は東北に来る頃には温帯低気圧になってるから、防犯目的以外では設置する意味がない)最近は台風を含めた気象全般が記録更新ラッシュでアグレッシブの来てる感じ。

まぁ気候変動なんてヒトの一生程度の短いスパンで把握できるようなものじゃないから、たまたまなんだろうけど。

とはいえここ10年ほどは地震津波に突風台風大雨と、四国時代をはるかに超える天災の連続に心身の健康を大きく損なわれているのは事実。

(高知県の台風上陸回数は鹿児島県に次ぐ2位)

思うに日本全体で見れば、1950年代の高度経済成長期の始まりに就職して、1990年半ばのバブル期崩壊直前に定年退職して年金生活に入ったくらいの年代が、いちばん幸せな、言い換えると所得も生活水準もぐんぐん上昇して、でも社会は比較的平等で、冷戦という巨大な睨み合いで局所的な紛争の起こりにくい、平和な日本を謳歌した、最も恵まれた世代だったのではないか。

いまさらインターネットのない世界には戻れないけど、あの時代に帰れるなら50代で早期退職して故郷の図書館に歩いていける場所に家と畑地を買って、読書と家庭菜園に耽るのも悪くないなとも思うのでした。