23区内でニホンカナヘビが絶滅危惧だというニュースを見た。
カナヘビは飼育下ですらかなりの繁殖力を示すので、不思議な感じがする。
いちおう東北最大の都市にある我が家の庭でも、毎年自然繁殖してチビカナヘビが生まれているくらいだ。
実際に同じようなニッチのトカゲ(ヒガシニホントカゲ)なら、学習院や早稲田のすぐ近くですら普通に見つけられる。
そもそも両種は北東のカナヘビ南西のトカゲと分布に偏りがあって、仙台近郊だと遭遇率は100対1くらいにカナヘビが圧倒している。
愛知あたりで半々くらいか?
(なお三重県滋賀県あたりから西のトカゲは狭義のニホントカゲ)
記事では都市化で餌となる昆虫が減った事がカナヘビ減少の原因とされていたけど、むしろ地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象のせいで分布域が北へ移ったって方がありそうに感じる。
繰り返しになるけど、ヒガシニホントカゲは新宿区の真ん中の公園や緑地で普通に見られるからね。
あの美しい姿を都市に住みながら見られるなんて、東京の人がすごく羨ましい。