デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

PTAの保険

川端さんのツイートで、再活用論の評価を5から2に下げた人がいることを知り、そのブログを読んでみた。
評価を下げた理由は、PTAの保険の関係だと言うことなのだが、部分的にイマイチ納得できなかった。

ということで、読んだときに思ったことをつらつらとつぶやいたので、それを簡単にまとめてみた。

・PTAの名がついた保険に入らなくても、各行事ごとに参加者から保険料を徴収して保険に加入する事はできるのだから、保険の問題を持ってして任意加入に反対するのは本末転倒ではないだろうか?
・PTA保険ではなく、レクリエーション保険ではダメなのか?
子供会(&子供会育成会)はPTAとは無関係のはずだけど、ちゃんと保険に入って各種行事を実行しているわけで。

元凶?であるPTA保険を止めた場合のデメリットとして一番大きいのは、おそらくPTA保険よりも保険料が上がること。
でも、上部団体への上納金や、バレーボール大会への助成や役員の交通費&茶菓弁当代を止めれば余裕で捻出できるんじゃないかな? バレーボールやってない人は、他人にバレーボールさせるためにPTA会費払ってるわけじゃないぞ。
もうひとつのデメリットは、行事の年間計画を立てたり、行事ごとの参加者名簿の作成などの事務処理が増えること。
こちらもP連休会するとかして上部組織への奉仕を止めれば、余裕で事務処理時間は捻出できるだろう。

あるいは、PTA主催のお祭りとか、けが人が出る可能性のある行事を「しない」というのもアリなのだし。

ということで、PTAを自由入退会にした結果若干会員が減り、全加入前提のPTA保険に入れなくなった場合に想定されるこれらのデメリットや、変更に伴う一時的混乱は生じるだろうことを考えても、引き替えに実効性のある任意加入制度を獲得できるなら、それらは極めて小さな代償だと思う。
それにたぶんしばらくすれば慣れるというか、それが普通だと感じるようになる。

もちろん現状を変えると言うことそのものに対する反射的な反感は、一般会員にすらあると思う。
あるいは、現状には不満だらけだけど、変化することへの抵抗の方が大きいと感じる人たちも多いだろう。
そういう選択もありだとは思う。
というか、現状では選択(入退会)の自由がないからその選択しかない。

でも僕は嫌だ。
強制されたり自由を奪われるのは非常に苦痛なのだ。
もっと自発的に活動したいのだ。

今のシステムはそもそも子供自身を人質に取っているようなもので、声を上げることすら難しい。
さらにそこに保険の問題がからむとより同調圧力が増加する。
ブログ主が言ってることはよく分かるし、極めて重要な問題提起だと思う。
保険のことはすごく大きな問題で、避けては通れないのはよく分かった。
でも、それを理由にして自由入退会問題から逃げて(避けて)しまったら、PTAは永久に良くならない。
PTAが変わらなければ保険屋サイドも変わらない。
保険屋が変わってくれないとPTAが変われないなんて、どう考えてもおかしい。
逆に、一定数のPTAが変われば、それに対応した保険商品はきっと出てくると思う。

とりとめない文章になってしまったけど、チョットでも思いが伝われば嬉しい。