デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

ムシトリスミレの種まき

いろいろと疑問のあったPinguicula leptocerasの問題に白黒付けるべく、イギリスからP. leptoceras、P. granfifloraなど各種種子を輸入。

まぁ、うちのP. leptocerasはたぶんP. granfifloraの間違いで確定だとは思うのですけどね。

昨日は第一弾としてオーストリア産のP. leptocerasの種子を播いてみました。

15粒程度だったので、2〜3袋頼めば良かったとちょっと後悔。

電子レンジで簡易消毒したピートモス、赤玉・鹿沼土メインの多肉用土、水の3種類に播種して百均の容器に密閉し、水は明るい窓際に。

土系は休眠打破のため玄関に出して、1週間以上寒さに当ててから水槽温室か明るい窓際に移すつもり。

どれか1つでも発芽してくれるといいのですが、実はムシトリスミレの実生は、交配種のWaserの自家受粉種子以外では成功したことが無いのでかなり不安です。

まぁ以外と言っても他には日本産のP. macrocerasで何度も失敗したことしか無いのですが、こいつがP. leptocerasと同じグループなのでねぇ・・・・・・

あと、P. leptocerasのタイプ標本はスイスのグリムゼル峠で採集されたものなので、アルプス山脈沿いにイタリア、フランス、スイス、オーストリアにかけて幅広く分布しているとはいえ、今回の種が典型的な形態のものかどうかも少し心配。