デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

大江戸神仙伝

僕の大好きな作品である「プロジェクト・ゼロ」の作者によるタイムトラベルもの。

大江戸神仙伝 (講談社文庫)

大江戸神仙伝 (講談社文庫)

ということで購入したんだが、なんというか...
読みやすいし話は軽いし設定にも特に無理はないんだが、これってSFとは言いがたいなぁ。
江戸時代の江戸の町の生活を紹介したいと言うのが8割で、タイムトラベル要素が1割5分、どっかで聞いたような安っぽい現代社会批判が5分といったところか。
要約すると「江戸は良かった」に近い。
プロジェクト・ゼロが良かった分、納得できない作品だった。
それなりに面白いんだけどねぇ...
大江戸仙境録 (講談社文庫)

大江戸仙境録 (講談社文庫)

続編も買ったが、こちらも内容的には差がない。
続きは何巻も出ているようだが、正直さいしょの2巻だけで江戸うんちく話はお腹いっぱいですorz
いっそSF設定無しなら良かったのにね。
まぁそういうエッセイ集もたくさん出しているようだが。