デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

ゾウリムシの大量培養

昨日の続きです。
熱帯魚の稚魚用などのために本格的に大量培養するには、三角フラスコにゾウリムシ用の塩類溶液に専用の乾燥レタスジュースやシリアルリーフの煮汁、エンテロバクターやクレブシエラ等の細菌を植え付けて、恒温器でいい感じの温度に保って増殖させるのですが、個人レベルでは無理ですよね。
なので、もっと簡単な方法を。
宮城教育大学や法政大学など、全国各地の原生動物の研究室では、簡易な培養方を日本語で発表しています。
そんな中で僕が気に入っているのは、「○○の天然水」みたいな国産の天然水に、カロリーメイト(缶入りの液体タイプ)かエビオス錠(人間用の栄養補助食品)を少量加えたものにゾウリムシを植える方法です。
容器に満杯まで入れると酸欠になるので、せいぜいペットボトルの半分くらいまでの水量にしましょう。
そこに、カロリーメイトなら1ml弱、エビオスなら数錠を入れてゾウリムシを植え付け、毎日軽く混ぜるという方法です。
これだとうまくやれば一気に増殖しますのでお試しを。
そのかわり密度がピークに達した後はさっさと全滅に向かいますから、維持には向きませんけどね。