デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

ファウンデーションを観はじめた(思い出した)

はい、昨日書くはずだったネタを思い出しましたよ。

アシモフの「ファウンデーション」シリーズをAppleが実写化してApple TV +で放映を開始したのが先月。

すっかり忘れていて、ようやく一昨日から観始めたのです。

一話目を観終わった感想。

(以下、原作と本作のネタバレばっかりです)

 

 

 

予告編を観て思ったのと同じく、原作ではシリーズのイントロでセルダンの引き立て役としてちょっと出てくるだけの博士号取ったばかりの田舎の数学者ガール・ドーニック青年が、学者が抹殺される土俗宗教惑星出身の元信者な天才数学少女に変更されているのと、皇帝クレオン1世の統治が皇帝のクローンで継代されていたりと、いくら「ファウンデーションの誕生」や「ファウンデーションの彼方へ」も取り込んだとはいえ原作からの逸脱が酷い。

科学世界の中心であるトランターも普通の都会にしか見えないしその象徴たる皇帝も映画「グラディエイター」や「デューン 砂の惑星」からセットごと連れてきたような有り様。当然ターミナスも過剰に不毛な惑星として描かれていて、霊廟に至っては「霊廟と呼ばれる謎の浮遊物体」。

原作を知らなければリメイク版の「砂の惑星」くらいに楽しめる作品だとは思うのだけど。

原作の古臭いところを手直しするのは仕方ないけど、ちょっとオリジナリティ出し過ぎで興醒めでした。

いちおう耐えられなくなるまではのんびりと観続けるつもりではいるので、その都度ネタバレ感想を書き散らかしていきたいと思います。