デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

科学は人間の営み

現役の頃のトピックス的科学論文の多くが引用されなくなり、総説すら引かれない昨今。

論文自体はお金を払えば全文を読めるとはいえ、格好よく整った論文の裏には同じ時代に同じ分野にいた人間しか知らない生々しい事情があったりします。

ノーベル賞でも取れば、伝記や対談集なども出るのでしょうが。

その意味で、JT の生命史研究館のサイエンティストライブラリーは貴重な存在だと思います。

なんでこんな事を書いているかというと、そろそろ時効だと思うので、僕が関わった分野の裏磁場的な史料が教授の代替わりなどで消えてしまう前に、書きとめておいた方がいいのではと思い始めたからなのです。

検索しても出てこないエッセイとか増えたんですよね。アーカイブを漁ればまだ発掘できるとは思いますが。

論文はしょせん「綺麗事」なんですよ。