デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

困った上司

うちの直属上司の評判がよろしくない。
重要業務が佳境にさしかかり、いろいろとボロが出てきたというか見えてきたというか。
僕はこれまで実害がなかったので話半分に聞いていたが、ついに巻き込まれてしまった。


幹部:デムパ君、この企画書なんだけど、全部自前でやるんだよね?
僕 :は? 手綱は握りますが、業務の半分以上は外注予定ですよ?
幹部:え? 係長は全部自前って言ってたよ。
僕 :提出した企画書には「外部委託」って書いてあったはずですが。
幹部:このまえの幹部会議で係長がそれは間違いって訂正してたよ。
僕 :今の人員で全部自前でやるのは無理ですよ...
幹部:僕もなんかおかしいと思ったんだよね。君に確認して良かった。


どうやら僕の企画書をよく読まずに幹部会議に挑み、質問に答えられなくて適当な事を口走ったようなんだよね。
「申し訳ありません。私の確認漏れです。担当者に確認して回答します」って言えばいいのに。
プライドが高いのか、「知りません」と「申し訳ありません」と「私の責任です」が言えないみたい。
幹部が気を利かせて僕に確認していなければ、後々大騒ぎになるところだった。
同僚の何人かは、尻ぬぐいのためにかなり追いつめられているようだし、これは波乱の予感。
いやだなぁ...
少々無理言って、自分に関係する部分だけでも幹部会議に同席させてもらうしかないか。