デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

バラの品種名

買ったときに付いている品種名のラベル。
見た目はよいのですが、実は太陽光で劣化しやすいのです。
なので専用のプラスチック板に鉛筆(←ここ大事)で品種名を書くわけですが、これを面倒くさがって先送りにしていると、元から付いているラベルは1〜3年で印刷が消えたりバラバラに砕けたりで、判読不能になってしまうわけです。
この状態を俗に「札落ち」といいまして、ものによっては「商品価値」が激減するわけです。
僕の場合は別に商売するわけではないのですが、名前がないと同じ品種を重複購入してしまったり、品種特有のクセというか栽培に重要な情報が入手できないなど、困ることが多いのです。
こんな感じでバラのうちでは1つだけ名前がわからなくなったものがあったのですが、花の形と色、さらにおぼろげな記憶と参照してカタログやネット上の画像などを検索しまくった結果、ようやく「グラハム・トーマス」と判明しました。
なんと、数万種とも言われる薔薇の品種の中でたった15種しかない、世界バラ連名の殿堂入りの銘品でした。
手抜き管理や害虫の多発などのせいで、去年一昨年と花が付かないだけでなく一番ひどいときは葉が5枚しかないという、かなりきわどい状態にまでなっていたのですが、植え替えとこまめな薬剤散布の結果勢いを盛り返し、まだ株としては小さいのですが、立派な花を咲かせてくれました。