デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

PTA会長を相手取った裁判があったのね

まるおさんのブログで、
「福島県立白川高校のPTA会長が裁判で訴えられた」
という言及があったのでちょこっとググってみた。
訴えたのはPTAが雇用していた事務職員で、訴えられたのは会長と元会長のようだ。
「白川高校」「PTA」「裁判」で検索すると、ぞれぞれの立場を応援するモノを含めていくつかのサイトがヒットする。


会長はPTAを解散して責任を回避しようとしたが、裁判長に「解散しても清算人は会長だよ」と言われ、裁判では地裁でも高裁でも敗訴して、結局数百万円の和解金を払って決着したようだ。


そもそもPTAが常勤の事務員を雇ってその人が学校に常駐しているというのも驚きだった。
双方いろいろな言い分があるようだし、それぞれ支援団体ができていたようだがその辺は正直どうでもいい。
どっちが正しいとか悪いとかここで言う気は無い。
ただ、現実にこんな事例があったということを知ってほしい。


注目すべきは「会長と元会長の個人が訴えられて、教委はシカトした」ということ。


裁判になったら教育委員会は逃げるよ、と以前書いたが、この裁判でも教育委員会は「PTAは教委とは無関係」と公言している。

解散しても清算人は会長、というのも、解散に関する規定が規約にないから自然とそういう解釈になるようだ。
(規約に規定があればその人が清算人として責任を負うんだけどね)
規約には解散や任期途中での辞任や退会に関する規定は無かったはずで、PTA総会で議決するしか手がなかったのではないかとおもうんだが、逆に言うと役員だけでなくある時点で加入していた会員全員が責任を問われる事だってありうる。
やっぱり解散も含めた規約をキッチリ作って総会で承認しておかないとね。
有限責任であることを明記されている方が安心して役員をできると思うのだ。
そうでないと無制限に、無限の責任を負わされるかもよ。