デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

魚釣りの思い出

物心ついたころには田んぼの用水路でフナやナマズを釣っていた。
たまに渓流釣りに連れて行ってもらうのが楽しみだった。
高校時代はあまり行かなくなったが、大学時代は自然に恵まれていたこともあり、よく近所の清流に釣りに行った。
初めて海釣りをしたのも大学の時。
初回は2匹しか釣れず、その2匹がハオコゼとゴンズイという悲惨な出だしだったが、その後はチヌやカサゴやキスなども釣れるようになった。
ゴンズイにもずいぶんと慣れ、穂先の動きでゴンズイが食いついている事がわかるようになり、アワセないようにそっと引き上げてゴンズイを釣らずに済ませる技まで身につけるほどw
仕送り日を前にお金が底をつき、食いつなぐために海や川で魚を釣った事も何度かある。
ダム湖で釣ったブラックバスのムニエルはうまかった。


東北に来てからは10年以上一度も釣りをしなかったんだが、ある日ふと思い立って近所の小河川に娘を伴って釣りに行ってみた。
ほとんどアタリらしいアタリも無いまま日暮れ近くになったとき、ウキが沈んだ。
手元に網を用意していなかったので慌ててしまい、そのうちバラしてしまったが、一瞬魚の姿が水上に見えた。
体型は昔良く釣ったニジマスにそっくりだが、模様が違う。
自宅に帰って娘の図鑑で調べたところ、どうやらヤマメらしいということがわかった。
その日から渓流釣りに火がついてしまい、土日だけでなく出勤前や仕事帰りに釣りに行くこともしばしば。
子供のころ憧れたルアー釣りにも手を出した。
その後の転勤でまた滅多に釣りに行かない生活に戻ってしまったが、すぐそこにヤマメの住む川があるというのは、何とも言えない充実した感じだ。
最近行きつけの公園の池にブラックバスがいるのもみつけたので、バス釣りにも挑戦してみたいと思っている。
もちろん食べるつもり。