デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

田んぼの生きもの

東北大学の向井康夫先生の力作である「田んぼの生きもの」が本になりました。
僕はさる筋から、この本の元となった数冊の冊子のうちの1冊(水生生物調査用に作られたもの)を入手していたのですが、1冊の本に纏められると、この本の凄さが改めて実感されます。
写真や図解が多いただの図鑑でもなく、学術用語山盛りでわけのわからない(苦笑)検索表でもない。
両方のいいとこ取りをした本書があれば、高校や大学で生物学を取らなかった人や、普通の中学生でも、水田で会うことができる生き物の大半について、そのほぼ正確な名を知ることが出来るでしょう。
ホントに凄い本です。
ちょっぴりだけ残念なのは、お値段。
いい紙でカラーページが多いとはいえ、A5版80ページで932円はちょっと高いと思ってしまいます(買ったけど)。
500円とはいわないけど、税込み700円以下だったら、もっと売れて出版社も充分元が取れたと思うんですが、どうでしょうかね?

絵解きで調べる田んぼの生きもの (miniこのは)

絵解きで調べる田んぼの生きもの (miniこのは)