デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

本の大整理

先日に引き続き整理中。
場所が確保できなくて追加で200冊くらいを処分候補に。
併せてバラバラになっている本を作者順、出版社順等に整理。

 
ところで、アリの巣は、卵部屋、幼虫部屋、繭部屋、餌置き場、ゴミ置き場など、それぞれ整然と区分されています。

じつはこれ、非常にシンプルなロジックに基づく行動で達成されうるという実験があるのです。
その実験とは、卵や幼虫に見立てた2色のボールをばらまき、以下のプログラムを組んだ自走式ロボットを数体走らせるというものです。


1 ボールにぶつかるまでランダムに動く
2 ボールにぶつかったらそれをつかみ、ランダムに動く
3 つかんでいるのと同じ色のボールにぶつかったら、つかんでいるボールをそこに置き、再度ランダムに動く


たったこれだけのコマンドで、数十分後には2色のボールが別々にきちんと集められたのです。


つまり実際のアリたちも、
ウロウロする
卵や幼虫を見つける
それを咥えてウロウロする
同じ物を見つけたら咥えているものをそこに置き、再びウロウロする


という極めてシンプルなメカニズムで卵や幼虫や繭をそれぞれ同じ場所に集めているらしいのです。


ということで、床に大量の本を広げて、


「あ、島田荘司の本はさっきどこかで見たな」
「あれ、大藪春彦の本はこの辺にあったはずなのに」
「さっき集めたハインラインの本はどこ行った」
「マップスの6巻が抜けてる〜」
「超人ロックを詰めた箱はどこに運んだんだっけ?」


と、非常に非エレガントな作業を妻と二人で延々と繰り返して、二人とも疲労困憊して手首や腰が痛くなったのでした。