(3/19追記)
アウトドアで雑に使える、3千円以下の安いナイフ、モーラナイフのコンパニオンヘビーデューティー(ステンレス)を購入しました。
購入時は税込2,860円也。
made in sweden
刃渡り10.4cm 全長22.4cm 刃厚3.2mm 重量104g(本体)
プラスチック製のシース(鞘)が付属。
最初から研ぎ上げてあって、指先でも鋭さがわかる。自分で再研磨とかしてないそのままの状態("箱出し"と言うらしい)で厚紙や段ボールが気持ちよく切れるというか削げる。
グリップはラバー製と書いてありますがほぼ硬質なプラスチック。表面がゴムっぽい感じで素手に食いつく。手袋をしていても滑ることはなさそう。
ブレードは刃先1/3くらいが研いであるスカンジグラインドといわれるもの。
全体の構造はナロータングといって、ブレードの付け根から鋼材がグリップの中にそれなりに入っているだけなので、刃が3.2mmと素のコンパニオンモデルより3割くらい厚くなっているとはいえ、無茶はできないかな?
グリップの末端まで全体に鋼材が入っているフルタングのナイフをまねてあまり硬い薪を力任せに叩き続けると、いつか付け根あたりから壊れるかも。
でもとにかく安いから消耗品と割り切るのもありですね。
そもそも薪割りは鉈や斧の役割だからね。
フラッシュライト、スパイダルコ レディバグ、モーラナイフを並べてみました。
ブレード鋼材はステンレスとしか書いてないのだけど、どうやら12C27という標準的なナイフ鋼材らしい。ちっこいくせに5千円超えるスパイダルコのレディバグで使われているVG-10 と比べちゃうと、硬度、粘り、耐蝕など各種性質は劣るようだけど、こちらは値段が3千円切ってるんだから当たり前だよね。
同じ値段で炭素鋼タイプもあったけど、炭素鋼は切れ味と研ぎやすさに優れるかわりに、使ったらすぐ手入れしないとあっという間に錆びるようなので、ズボラに使えてコンパニオンよりタフなこのナイフはなかなか良い買い物だったと思う。
はやくアウトドアで使いたい。
3/19追記
ナロータングは鋼材がグリップに少し入っているって書いているのは間違いで、細長く入っている構造を指すようです。興味のある方はGoogleで画像を検索すると模式図がヒットすると思いますので見てみてください。