デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

 番外編 今回の震災で驚いたこと

61日目
今回の地震では色々驚くことがあった。


一番はなんといっても近所の人がサバイバルなひとだったこと。
「炊き出しでもするか!」と声を上げ、簡易かまどに薪を放り込み、あっという間に大量のご飯を美味しく炊き上げ、30分後には数十個のおにぎりができていた。
よく海釣りや山菜採りに行っているのは知っていたが、ここまでとは驚き。


妻の地震恐怖症が筋金入りだったこと。
前回の宮城県沖地震を幼いころに経験したのがよほどショックだったらしい。
反対に僕は自分でもするほど、ある意味冷静だった。
もちろん心配ではあったけど、毎日食料や燃料の残量からあと何日もつかを計算してた。
それと行列に列ぶのはすごく苦手なんだが、4時間とか平気で(車で)ならんだりした。


うちの近所はその気になればサバイバル適地だということ。
近所を流れる川は比較的水がきれい(ヤマメが釣れるくらいには)。
車で10分程度の距離まで上流に行けば、ホントに澄んだ水が得られる。
回りに林や森が多く、枯れ枝の調達には事欠かない。
全員で取りまくったら徒歩圏内のはすぐ無くるだろうけど、ちょっと足を伸ばせばすぐ山だ。
つまり燃料と水は確保可能。


田舎の強みと弱みを実感した震災だった。