デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

新刊!

筐底のエルピス7を読了。

読み始めの印象は「なんだこれ?」。

前巻は緊急事態に危機一髪で主役登場!って場面で終わっていたはずなんだけど。

ページをめくると「夫婦アメリカ珍道中」の始まり始まり〜

「なんだこれ?」

しかも前座にしては長い長い。

さすがに1割くらい読み進むと珍道中の章は終わったけど、その後もなんというか前巻にあったテンポの良さがなくて、もたもた長い話の後に現場の話がちょっと進むってパターンの繰り返し。

ある程度は仕方がないとはいえ、半分を超えるまでは結構な苦行だった。

過程はともかく(それが本書のキモなのだけど)最終的には予想通りの地点に着地したけど、アクロバティックな危機打開策の前振りは、まるで幻魔大戦を読んでいるかのようだった。

筺底のエルピス7 -継続の繋ぎ手- (ガガガ文庫)
 

 

次巻が最終章とあるので、期待して待ちたい。

最終巻とは書いてなかったから、一冊で終わらない可能性もあるかと思ったり。

上下巻のはずが、上中下でも終わらず完結編1.2.3の計6巻になった本もあったからなぁ。