うちの庭には最初からドクダミが生えていた。
むしろドクダミ畑だったといった方がいいかもしれない。
奴らとの戦いもかれこれ８年になる。
見つけしだい引っこ抜き戦術をとったが、かなり深いところまで地下茎が伸びていて、庭丸ごと深さ1mくらいまで掘り返し、ふるいにかけて5cm程度の地下茎も残さないよう除去する必要があることが判明して断念。
次に採用したのは化学戦で、除草剤のラウンドアップを葉にスプレーした。
この方法、地上部は1週間程度で完全に枯れるのだが、地下６０センチ以上の大深度域に張り巡らされた地下茎ネットワークを完全に枯らすには至らなかったようで（ラウンドアップ・ハイロードでは途中までしか枯らすことができていないようなのだ）一時的に姿を消しても、地の底から不死鳥のように甦ってくる。
結局掘り返し作戦に戻ったんだが、周りに重要な植物がある場所ではそこまで掘り起こすこともできず、芽を発見したら可能な範囲で地下茎を手で除去するという原始的方法に頼るしかなかった。
ラウンドアップで地上部と地下茎を一部枯らす→深部の地下茎から復活→手で引っこ抜くのくり返しで徐々に勢いをそいでいくんだが、これがなかなか簡単ではなく、ちょっと目を離すとすぐに地下茎が発達するようだ。
しかもここ数年徐々に奴らの勢いが増してきている気がする。
そこで今年は一気に決着をつけるべく、新兵器を使用することとした。
禁断の化学兵器｢ラウンドアップ・マックスロード｣！
こいつを説明書よりさらに高濃度で使用することで、一気に殲滅をはかる！
しかし、そううまくいくか、どうか。
