デムパの日記

あるいは「いざ言問はむ都鳥」普及委員会

十角館の殺人

講談社ノベルズの新本格第一弾作品だった。

島田荘司の推薦でデビューした大学院生作家も、いまや老人と言っていい年齢になっていた。

Hulu の実写ドラマは、大変よく作り込まれていて、原作既読勢としても楽しめたが、ドラマから入った人の感想を聞いてみたいものだ。

科学は人間の営み

現役の頃のトピックス的科学論文の多くが引用されなくなり、総説すら引かれない昨今。

論文自体はお金を払えば全文を読めるとはいえ、格好よく整った論文の裏には同じ時代に同じ分野にいた人間しか知らない生々しい事情があったりします。

ノーベル賞でも取れば、伝記や対談集なども出るのでしょうが。

その意味で、JT の生命史研究館のサイエンティストライブラリーは貴重な存在だと思います。

なんでこんな事を書いているかというと、そろそろ時効だと思うので、僕が関わった分野の裏磁場的な史料が教授の代替わりなどで消えてしまう前に、書きとめておいた方がいいのではと思い始めたからなのです。

検索しても出てこないエッセイとか増えたんですよね。アーカイブを漁ればまだ発掘できるとは思いますが。

論文はしょせん「綺麗事」なんですよ。

21時間

結局は21時間かかって写真のJPEG書き出しを終えた。5,400rpm だから仕方ないよね。

そして、書き出したフォルダを開こうとすると

インデックスを作ってるんだかサムネイルを作ってるんだかで、中身を見るのに30分かかりました。

そして今はマウントされたディスクを取り出せない。

保存性のためとはいえ、20年分の写真をのバックアップは本当に大変だ。

小林製薬の件

「製薬」といいつつ、実態は生活衛生系の化学メーカーじゃないかと思っています。

大塚製薬の方がよほど製薬会社。

今回の件での情報の小出しやすべて後手に回っている対応など、製薬を名乗るに値しないのではないかと思います。

先輩や同級生も勤めてる会社だから、あまり悪くは言いたくないのと、まだ事件の全容がほとんど表に出ていないと感じるので、今回はかなりオブラートに包んだ表現にしました。

独特な商品名で医薬品的な効能効果があると誤認させようと知恵を絞る暇があるなら、製薬会社を名乗るものとしての重大な社外的責任というものをしっかり自覚していただきたいと思うのです。